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幼児期のバイリンガル教育(2) 二言語での読み聞かせ

【0歳からの絵本読み聞かせでバイリンガルへ】

 2007年、ドイツにて第一子となる娘を妊娠。
その頃学び始めたばかりのドイツ語にも悪戦苦闘する中、
「私がバイリンガル子育て???」
という疑問から始まった手探りの子育て。
しかも、私は子供の頃から読書(&活字)嫌いだったんです。
なので、語学習得にもかなり苦労していました。
それでも、子供には「苦労なくバイリンガルに育ってほしい!」
という思いで、バイリンガル子育ての情報収集をし始めたんです。

 

そんな中、出会った情報は英語と日本語のバイリンガル教育ばかり。
もちろん、応用するつもりで、 いろいろ読んでみました。
中でも一番印象に残ったのがアメリカで アメリカ人とのハーフ子育てをしている方のブログでした。
その方いわく、「とにかく、英語にしても、日本語にしてもやっぱり読み聞かせが大事。」
とのこと。このことがすごく腑におち、 読書好きになれば、勉強も苦にならないだろうと、
まずは、読書が好きな子になるように絵本の読み聞かせを0 歳から始めました

 

その際、私は日本語、ドイツ人の旦那さんは、ドイツ語の絵本を担当。
私は日本語だけで娘に話しかけ、旦那さんはドイツ語だけで話しかけることも徹底。
同時に旦那さんは片言の日本語が話せましたが、
娘に、日本人が話す日本語を聞かせたかったので、
当時、旦那さんには、娘の前では日本語は話さないようにお願いしました。

 

【日本生まれドイツ育ちの娘】

2007年にドイツで妊娠はしたものの、
なんと、出産は幸運にも日本のしかも京都でできたんです(*´▽`*)
なので、娘は実は私が大好きな都市のひとつ、京都で生まれました。
旦那さんの仕事の関係で2年間の期間限定ではありましたが、京都で過ごすことが決まり、
2008年6月末、大きなお腹で一人先に引っ越し先と出産する病院を探しに日本帰国。
高齢出産でもあったし、初産だったので、とにかく日本で出産できるだけでも
すごく嬉しかったです。

 

当時、日本では「産科医になる医者が減っている。」
「定期検診に行っていない産院では出産できない。」等々のニュースを目にする中、
ドイツでインターネットを使って情報は収集していたものの、
まずは、引っ越し先が決まらないと出産するための病院を探すことすらできなかったので、
旦那さんより一足早く、日本へ帰国したのでした。
ドイツから日本へ帰国の際に、ドイツ語の絵本、手遊び歌の本など、
まだ見ぬ娘への最初のドイツ語の本として、購入していきました。

 

 そうして、ドイツへ戻ってくるまでの2年間は、どっぷりと日本語づけの環境で育った娘。
そして、私といる時間が長いこともあって、娘は最初に日本語を話し始めました。
パパの言っているドイツ語はわかるものの、パパにも日本語で話始めていました。
それでも、もちろん、ドイツ人のパパは、ドイツ語で話すことを徹底。
ドイツ語の絵本の読み聞かせも毎晩してくれ、ドイツ語のベースも作りつつ、
日本で生活していました。

 

2010年夏、予定通りドイツへ戻ることになったとき、すでに娘は日本語を単語ではなく、
文章で話始めていたので、私は、「どうしてもこの日本語をKeepしたい。
この一心で、ドイツでも日本語環境を作ることを始めたのでした。

 

と、続きは次回。。。幼児期のバイリンガル教育(3) 
            海外在住で日本語をKeepさせるためには!?